2009年11月23日 ザ・シンフォニーホール
ワレリー・ゲルギエフ指揮 マレインスキー歌劇場管弦楽団
演目
チャイコフスキー/序曲『1812年』 Op.49
ショスタコーヴィチ/交響曲第1番 ヘ短調 Op.10
~~休憩~~
チャイコフスキー/交響曲第5番 ホ短調 Op.64
アンコール
チャイコフスキー/歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ
チャイコフスキー/バレエ音楽「眠りの森の美女」よりワルツ
世界のマエストロ・ゲルギエフさんが、手駒のマレインスキー歌劇場管弦楽団を引き連れてのオール・ロシアプログラムです。否応なしに期待が膨らみます。
序曲『1812年』でド派手な開幕、さすがに被爆国日本に大砲を持ち込むのが難しかったのか、大太鼓で代用バージョンでしたが、ロシア人の演奏するロシアの勝利を祝う曲です。流石の出来でした。
次のショスタコーヴィチの1番を初めて聴いたのですが、ストラヴィンスキーの春の祭典を彷彿させるような出だし、独特のショスタコーヴィチの音色がすでに確立されているあたりから、ソ連が世界に誇った天才作曲家の交響曲の初作品だと思います。
休憩をはさんで、チャイ5が今日のメインディッシュです。
特徴的な運命のテーマが有名な名曲です。世界最高のマエストロとマレインスキー歌劇場管弦楽団のコンビです。何もいうことがありません。m(._.)m
アンコール曲はチャイコの定番『エフゲニー・オネーギン』のポロネーズと『眠りの森の美女』よりワルツでした。アンコール曲の終了後、オケのメンバーもステージから降りて、聴衆が帰路につこうとしたときに、舞台袖にゲルギエフさんが現れて、ひときわ大きな拍手やスタンディング・オベーションを受けてました。今日は最高のひとときを過ごすことができました。