2009年3月21日土曜日

コバケン/アーネム・フィル

2009年3月21日ザ・シンフォニーホール
小林研一郎指揮オランダ・アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
演目 1曲目:オルタウス/地蔵(日本初演) ,2曲目:シェエラザード 休憩をはさんで最後の曲は展覧会の絵 ,アンコール曲 コバケン定番のダニーポーイ , アンコール2曲め:ブラームス/ハンガリー舞曲第五番

一曲目の地蔵は、演奏前にコバケンさんから、ざくっと前説があり、作曲者のオルタウスさんも、客席にいて演奏終了後はステージに上がって拍手にこたえていた。曲の印象としては、伊福部昭さんのゴジラの音楽がなんとなく浮かんできたのだが、日本人の地蔵のイメージよりは、閻魔大王の化身としての地蔵さんの方が近いのかなって気がする。
シェエラザードと展覧会の絵は、コバケンさんらしい指揮台から転げ落ちそうなぐらいの激しい動きに、唸り声(これが気になって受け入れられないって方はいるでしょうね)。オケの方もコバケンさんの動きによく対応してしっかり鳴ってました。

アンコール曲のダニーボーイの後で、昨年の公演の皮切りが大阪で、そこでのスタンディングオベーションが、その後の絶好調を生んだので、今年もハンガリー舞曲が済んだら立ってねとコバケンさんから客席にコメントがあった。一種のヤラセではあるが、日本国内のクラシックのコンサートでスタンディングオベーションの習慣は無いので、こういうのもアリかなと思う。

大阪センチュリー定期

2009年3月19日
午前中は、網膜剥離の経過観察で眼科検診だったのだが、左眼の視力低下が認められたので、問診時に『物理的に汚れている感じがする』と訴えると、水晶体に濁りがある、端的にいうと白内障の初期症状だって……(i^i) むっちゃブルーや……
午後の明るいうちは、散瞳剤の影響で、まともに焦点があわないので、自宅で静養する。
夕方には影響も収まり、昨年暮れの休日出勤の代休を利用して、大阪センチュリーの第139回定期に行ってみた。
指揮は、2008年4月より音楽監督に就任した小泉和裕氏
演目は一曲目:モーツァルトの35番ハフナー、二曲目:ヒンデミットのフィルハーモニー協奏曲
休憩をはさんで最後の曲はベルリオーズの幻想であった。
普段のというか、聖響さんとのシリーズものの時の編成あたりと比べると、やけに大編成だなぁと思いつつ、プログラムを眺めてると、客員奏者が27名……普段の1.5倍の編成になってる。どっから集めたんや。
以前、関西フィルの幻想を聴いた時にも、幻想をプログラムに加えるには第五楽章の鐘をどうやって調達するかという裏方の苦労があるとのコメントを事務局の方が前説でやってたのだが、ここでも、プログラムに写真入りで紹介されていた。今回は、東京都響からの借用だそうです。
小泉さんが、都響でも重要なポストにあることから、今回のコンサートの客員奏者の大部分は都響のメンバーじゃないかな。(←これは、未確認)
演奏の方は、ヒンデミットの曲が5楽章と知らずに、4楽章終了時に湧き上がった拍手を指揮者が押さえ込みながら最終楽章に突入したハプニングはあったものの、全体的にオーソドックスなしっかりとした演奏だったと思う。
年々うまくなってるし、変なクセの無いいいオケなのに、知事さんはなんで潰そうとするんだろうね。
とりあえず、センチュリー・ファンクラブの受け付けしてたので、申し込んどいた。