佐渡裕 指揮 兵庫芸術文化センター管弦楽団
ヴァイオリン ジェームス・エーネス
演目
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
ヴァイオリン独奏アンコール
・バッハ/パルティータ第二番よりジーザ
・バガニーニ/カプリチオ16番
休憩
ドヴォルザーク/交響曲第8番 ト長調op.88
アンコール
・ドヴォルザーク/スラブ舞曲 作品46 第8番
・ブラームス/ハンガリー舞曲 第5番
佐渡裕さんの指揮するコンサートを初めて鑑賞する機会を得ました。
今まで鑑賞したほとんどのコンサートでは、オケのメンバーが徐々に集まってきて、音合わせ、コンサートマスター登場で最終のチューニング、そして指揮者登場の手順だったのですが、無人のステージ上に、いきなり佐渡裕さんが登場して、プレトークを始めたのにはびっくりしました。
プレトーク自体は、関西フィルの定期などでおこなわれているのですが、司会者と指揮者の対談形式ではなく、指揮者が単独で語るのを初めて見ました。
このようなプレトークを、師匠であるレナード・パーンスタインさんは50年も前から始めていたことや、来年の1/17の定期は、阪神大震災の追悼公演の意味も込めてヴェルディのレクイエムを演題としたことなどが、熱く語られました。
佐渡さんの演奏に初めて触れて、今までイマイチ想像できなかったパーンスタインの演奏スタイルが鮮明になった気がしました。バーンスタインのLPやCDのライナーノーツには、バーンスタインは感動を表現するために指揮台上でジャンプしたり、しゃがみ込んだりするっていうふうな記述がよく見られたのですが、佐渡さんの指揮はまさにその表現のままでした。
聖響さんの指揮をクールな指揮としたら、佐渡さんの指揮は熱い指揮って感じでした。指揮界の松岡修三って感じかな。
佐渡さんの熱い指揮は、若いオケをよく鳴らしてました。今後のコンサートも期待できそうです。
本題とは全く外れますが、チェロ奏者に、凄い美人がいました。(^^ゞォィォィ 次回が楽しみです。(*^。^*)