いよいよスルッと関西3dayチケットの最終回、本日は南東へ。
近鉄阿部野橋から橿原神宮へ向かう。本日の目的地は明日香村。
明日香村観光のシンボル「亀石」 |
バスは橿原の市街地を抜け、明日香村に入っていく。最初の目的地は飛鳥資料館だ。上の写真は、ここの庭園に展示されてたものだ。中の展示も充実してて、明日香村散策を満喫するためにも、ここで予備知識を仕入れておくのは、とてもいい選択と思う。ちなみに、私は玄武がカメと蛇で描かれているのを初めて知った。高松塚の壁画の写真は見たことがあったんだけど、白虎,朱雀,青龍は原画の想像ができても、玄武のかすれた像からは亀と蛇はわからんかった。アニメのベイブレードでも玄武はカメとして描かれてたらしいのだが……
特別展では「星々と日月の考古学」を開催中で、キトラ古墳の天井の星図をはじめとして、さまざまな展示があった。古い地層を刷毛とスプーンでほじくりかえすのが考古学と思ってたが、人工衛星を使っての観測やグーグル・アースの画像を使った研究とかも紹介されてて新鮮な驚きがあった。
次は徒歩で、明日香村埋蔵文化財研究室に移動。キトラ古墳の石室模型が展示されている。他にも、いろんな発掘品が展示されていて、旧飛鳥小学校の校舎を利用した建物はレトロでいい雰囲気だ。すぐ近くには飛鳥水落遺跡がある。
徒歩で飛鳥寺に移動。日本最古の飛鳥大仏が必見だ。現在は、真言宗豊山派で新西国第9番札所となっている。
徒歩で奈良県立万葉文化館に移動。万葉集の時代の暮らしを様々な方法で展示・紹介している。人形歌劇を2本上演してて、1本が柿本人麻呂、もう1本が額田王が主人公のものだった。
赤カメで岡寺に移動。石楠花(シャクナゲ)の名所として有名だ。
岡寺のシャクナゲ |
赤カメで高松塚に移動。バス停の高松塚は高松塚周辺エリアの公園内にある。
高松塚古墳の前には星宿広場が拡がっている。
星宿広場から見える高松塚 |
近所に文武天皇陵がある。宮内庁の立入禁止の立て札があった。学術研究でも内部調査を許可しないってのは、どういう時代感覚なんだろうね。高松塚やキトラ古墳は、天皇陵と認定されなかったゆえに、世紀の大発見となったようだけど……宮内庁の異常な保護なんて必要なんかなぁ。
ということで、近鉄飛鳥駅から帰路についた。スルッと関西3dayチケットを堪能したでぇ。