2010年11月1日月曜日

メータ/イスラエル・フィル


2010年10月30日(土) ザ・シンフォニーホール
ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
~~~休憩~~~
マーラー/交響曲第1番ニ短調「巨人」

アンコール曲
ムソルグスキー/歌劇「ホヴァーンシチナ」より前奏曲

バーンスタインも朝比奈隆もジュリーニも鬼籍に入ってしまって、絶対にナマで聴きたいと思ってたマエストロの№1がメータでした。ジュリーニはロス・フィルと来日した時に、いとこの結婚式ってことにしてフェスティバルホールに行きましたが……σ(^◇^;)
開演前に会場内を、シークレットサービス風の偉丈夫が安全確認してるところなんか、さすがに常にテロの標的になりやすいイスラエルのオケです。
メータさんの風貌は、タイガー・ジェット・シンとみのもんたをミックスしたような感じで、背丈は井上さんや聖響さんの方が高いんじゃないかな。
指揮の雰囲気は、祭典のオーボエの出だしの指示をいつやったんだろと思うくらいの静かな出だしだったので、ベームさん風かなと思いきや、フォルテシモでは佐渡さんなみの大きな動作で、やっぱりメータ流の指揮でした。
指揮台は柵無しのシンプルなもので、譜面台無しの全くの暗譜にはたまげました。
評判どおりのすばらしい音を響かせてくれるイスラエル・フィルでしたが、最も印象に残ったのがダイナミックレンジの広いオケということでした。
祭典の原始的なリズムや巨人の情熱的なところが、よく表現されてて、幸せな時間を過ごすことができました。