2010年3月26日 ザ・シンフォニーホール
パスカル・ヴェロ指揮 大阪センチュリー交響楽団
ソプラノ:佐々木典子
オルガン:土橋薫
演目
モーツアルト/歌劇「フィガロの結婚」より 序曲
同 愛の神よ、照覧あれ
モーツアルト/歌劇「ドン・ジョバンニ」より ああ、この裏切りから逃げなさい
モーツアルト/歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」より 序曲
同 岩のように動かずに
同 許して、いとしいあなた、お願いよ
~~~休憩~~~
サン・サーンス/交響曲第3番ハ短調作品78「オルガン」
アンコール曲
サン・サーンス「オルガン」より抜粋
サン・サーンスの「オルガン」が演目に入ってるのを知って、代休消化コンサートに選んだ経緯があるので後半のプログラムはとても楽しみにしていた。プログラムの構成自体、前半がモーツアルトの歌劇で、後半に「オルガン」と思いっきり珍しい構成だけど、そういうのを「オルガン」を聴けるというインパクトの方が上回ってか、そこそこの客の入りである。
公演のチラシの方には、オルガンの奏者の紹介が、一切記載されていない。チラシを印刷した段階では決定してなかったんだろうか(?_?)
当日のプログラムには、オルガン奏者の欄には『オルガン名曲コンサート』でおなじみの土橋薫さんの名前があった。日本国内のパイプオルガン奏者としては文句の無い人選だ。
ヴェロさんの指揮は、かなり激しい動きで、佐渡さんのスタイルに近いのかな。今回のプログラムの興味の大部分は、後半のオルガンにあるのでそっちの感想になるけど、コントラバスや大太鼓の重低音に重なるパイプオルガンの強烈なサウンドは、鑑賞するというより体験するという方がしっくりくる。以前、LPレコードからCDにメディアが変わった時のデモ音源にこの「オルガン」がよく使用されてたのが納得できる。
演奏するのに、ピアノ奏者が2人とオルガン奏者が1人とパイプオルガンの設備が必要なので、それほど頻繁に演奏される曲ではないけど、あのサウンドにまた埋もれてみたいと思わせる曲だ。プログラムでみつけたら、また行きたくなるだろうな。σ(^◇^;)