主にザ・シンフォニーホールでのクラシックコンサートの鑑賞記録を書きます。いずみホールやアプラホール、兵庫県立芸術文化センターも守備範囲としていく予定です。 番外編として、大阪在住なのに、なぜかドラゴンズを応援してるじんくすの戯れ言を綴っていきます。
2012年6月28日木曜日
PAC定期53
2012年6月24日(日)兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
兵庫芸術文化センター管弦楽団第53回定期演奏会
指揮/ロッセン・ミラノフ
ヴァイオリン/松山冴花
管弦楽/兵庫芸術文化センター管弦楽団
プログラム
モーツァルト/バレエ音楽「イドメネオ」よりシャコンヌ,パ・スール
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47
~~~休憩~~~
チャイコフスキー/交響曲第4番ヘ短調op.36
アンコール
チャイコフスキー/組曲「くるみ割り人形」よりトレパック(ロシアの踊り)
今シーズンのメンバーでの最後のコンサートは、シベリウスとチャイコフスキーだ。モーツァルトのバレエ曲は、うまく仕上がらなかったのか全曲の予定が、最初の2曲の短縮パージョンだった。
最後を飾るコンサートだけあって、ゲストプレーヤーの顔ぶれが結構すごい。クリーブランド管や読日、大フィルといった有名どころのトッププレーヤーが並んでいる。
次回のコンサートでは、PACを卒業するメンバーも多く含まれてるだろう。PACの設立理念が、若い有能な奏者に演奏の場を与えるというところにあるから、入れ替わりが激しいことや、出来不出来がけっこうはっきりしているところはあるけれど、オケの成長を身近に感じられるのが、やっぱりこのオケの魅力だろう。卒業していくメンバーは、演奏の場をみつけて活躍してほしいと願う。
2012年6月17日日曜日
バッファローズvsドラゴンズ
2012年6月17日(日) 京セラドーム大阪
中日ドラゴンズ対オリックス・バッファローズ (セ・パ交流戦最終戦)
試合前のセレモニーが盛りだくさんなバッファローズ主催のゲームだけあって、特別企画の公開プロポーズまであったのにはびっくりした。あの状況で、『ごめんなさい』は言えないとは思うが、幸せな家庭をつくっていってほしいと願う。
昨年、小池選手のホームランボールをゲットできたのに味をしめて、再び杵屋ボックスの1番テーブルだ。ドラの先発はケガから復帰の吉見、牛さんは寺原だ。
先頭の荒木が2ベースで出塁するも得点ならずで、オリックスの攻撃、いきなり水戸黄門のテーマソングがかかる。スケールズだからすけさんてか。(@_@)これで調子が狂ったのか、いきなり3ベースをくらう。2塁ベース手前で、つまずいて転倒しても3ベースっていったい……
本塁刺殺できそうなレフトフライだったのだが、生還を許し得点されてしまう。なんか、シチュエーション的に、ホークス戦の中田賢一の状況と似てるような不安が湧いてくるが、相手は渚ちゃんではなく寺原だから、何とかなるだろう。
荒垣の時は2安打しか打てなかったが、4回にはヒット3本を集中できた。が、併殺が挟まってるので無得点、相変わらず効率の低い攻撃だ。そのうち得点できるだろうとプラス思考で見てないと、胃を壊しそうだ。(^^ゞ吉見の方は、2回以降は全く危なげ無い。
なぜか平田に代わって守備についてた藤井が、5回の先頭打者でヒットで出塁、犠打、内野ゴロで3塁に到達。ここで、昨日のヒーロー荒木登場。期待どおり内野安打で待望の同点に追いつく。
6回7回は、オリックスにはヒットが出たが、ドラは淡白な攻撃で終了。8回の先頭打者に、期待のルーキー高橋周平が入る。強振した打球は、ぐんぐん伸びてドラファンの待つレフトスタンドに着弾。\(^o^)/プロ入り1号に立ち会ったで~o(^o^)o!
荒木、大島と倒れたあと、ベンちゃんの一発も出て2点差をつけることができた。結果的に、この1点が効いたのだが…
9回は岩瀬登場。さすがに上段席にも観客を入れたオリックス球団への敬意をこめてか、オリックスファンへの配慮も忘れていない。しっかり1点差まで追い上げてもらってから終了するのは興行的にOKだ。ファン心理からすると、さっさと終わってくれと思うが……(^^ゞ
福岡で完全に抑え込まれてしまってたから、どうなることかと思ってたが、結果的に連勝と最高の結果で、周平の初ホームランまで飛び出して気分よくレギュラーシーズンに戻ることができそうだ。
次の観戦は来月10日の甲子園。
絶対勝つぞ~ドラゴンズo(^o^)o!
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー
2012年6月16日(土) ザ・シンフォニーホール
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー 2012JAPAN
指揮/エド・デ・ワールト
チェロ/ポール・ワトキンス
管弦楽/ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー
プログラム
エルガー/チェロ協奏曲 ホ短調op.85
チェロ独奏アンコール
J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第1番プレリュード
~~~休憩~~~
マーラー/交響曲第1番ニ長調「巨人」
アンコールなし
プログラムの日程表のところを見ると、大阪→桑名→東京→東京と4公演しか予定されていない。最初から採算を度外視した公演としか思えないのだが、今までザ・シンフォニーホールで鑑賞したコンサートの動員最低記録を更新したような気がする。多めに見積もって4割の入りだろうか。でも、演奏内容は、素晴らしいのひとことだ。こんな空席だらけの会場で演奏させるのなら、学生オケにタダ券を配ってでも動員すれば、演奏する方も気分よく演奏できるだろうに……
2012年6月4日月曜日
聖響/神々の音楽 2
2012年6月2日(土) ザ・シンフォニーホール
指揮/金聖響
管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団
神々の音楽【第2回】ワーグナー&ブラームス
演目
ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より“第1幕への前奏曲”
ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」より“前奏曲” “愛の死”
ワーグナー/歌劇「タンホイザー」序曲
~~~休憩~~~
ブラームス/交響曲第1番ハ短調 op.68
アンコール
ワーグナー/歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲
PACを振ってた熱い聖響さんから、クールな聖響さんに戻ってたような気がするが、結構、変幻自在なようだ。トリスタンと聴くと、ロイエンタール提督の旗艦の名が浮かんでくる銀英伝ヲタクではあるが、元々は円卓の騎士伝説から付いた名前だから、ワーグナーの楽劇とも関連が無いわけでは無い。前半は、ワーグナー、後半はブラームスと年代順のプログラムだ。
後半のブラームスは、おなじみのティンパニ連打で始まって、フィナーレへ引っ張っていく。快調なブラームスを聴かせてもらった。重厚な交響曲のあとということで、アンコールは無いかと思ってたら、ワーグナーのローエングリンをやってくれた。なんか得した気分。
2012年6月3日日曜日
PAC定期52
2012年5月27日(日) 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
兵庫芸術文化センター管弦楽団第52回定期演奏会
指揮/金聖響
管弦楽/兵庫芸術文化センター管弦楽団
プログラム
マーラー/交響曲第7番ホ短調
休憩・アンコールなし
マーラーの7番ということで、舞台いっぱいにオケが並んでいる。マンドリンやギターがいる光景は、あまり見た記憶が無い。
聖響さんの指揮スタイルのイメージは、『クール』っていうのが一番に浮かんでくるのだが、この7番に関しては『熱い』指揮だったと思う。初めて聴く曲だと思うが、ブルックナーと違ってマーラーは違和感なく楽しめた。この違いがどこにあるのかが、いまだによくわからない。匂いが違うとしか言いようがないのだが…
松田理奈ヴァイオリン・リサイタル
2012年5月26日(土) ザ・シンフォニーホール
松田理奈ヴァイオリン・リサイタル
ヴァイオリン/松田理奈
ピアノ/金子三勇士
プログラム
ブラームス/ハンガリー舞曲第5番
ブラームス/ハンガリー舞曲第6番
ブラームス/ハンガリー舞曲第1番
ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ 第1番ト長調op.78「雨の歌」
~~~休憩~~~
クライスラー/プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
リスト/コンソレーション第3番 (P独奏)
リスト/ラ・カンパネラ (P独奏)
テレマン/12のファンタジーより第4番ニ長調 (V独奏)
ドヴォルザーク/わが母の教え給いし歌
J.S.バッハ/グノー/アヴェ・マリア
カッチーニ/アヴェ・マリア
クライスラー/美しきロスマリン
マスネ/タイスの瞑想曲
サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン
アンコール
セギーナ・アブレウ/ティコ・ティコ
クライスラー/プニャーニの様式によるテンボディ メヌエット
KOBELCO大ホールでのリサイタル以来の鑑賞です。前回は、隣の席のバカタレが録音しててそっちに気が散って集中できなかったのですが、今回はじっくりと鑑賞することができました。前回は気がつかなかったのですが、ミューズと呼ばれるのは比稀な美貌に加えて、裸足の演奏スタイルに由来してるようです。
おなじみブラームスのハンガリアン・ダンスの五番での順調なスタートです。コンビを組んでる金子クンが、ハンガリーと日本のハーフということで、ハンガリーにちなんでの選曲のようです。
ブラームスの4曲で前半は終了。後半は、Pソロあり、Vソロあり、MCありと盛りだくさんで楽しめたのですが、なぜか松田さんが泣きながら演奏してるように見えた箇所が何回かありました。アンコール時のMCで、貸与中の楽器を、今日のコンサートを最後に返却しなくてはならないということのようで、最後のクライスラーは、素晴らしい熱演でした。
こんな有能な奏者には、また素晴らしい楽器がやってくるとは思いますが、慣れもあるでしょうから、早く決まることを願っています。
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