主にザ・シンフォニーホールでのクラシックコンサートの鑑賞記録を書きます。いずみホールやアプラホール、兵庫県立芸術文化センターも守備範囲としていく予定です。 番外編として、大阪在住なのに、なぜかドラゴンズを応援してるじんくすの戯れ言を綴っていきます。
2011年10月18日火曜日
PAC第46回定期演奏会
2011年10月16日(日)兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
兵庫芸術文化センター管弦楽団第46回定期演奏会
コブリン×ザンデルリンク ザ・ロシア!
指揮/シュテファン・ザンデルリンク
管弦楽/兵庫芸術文化センター管弦楽団
ピアノ/アレクサンダー・コブリン
演目
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23
ピアノ独奏アンコール
シューマン/ピアノソナタ第1番 第2楽章
~~~休憩~~~
ショスタコーヴィチ/交響曲第15番イ長調op.141
前半はピアノ協奏曲の定番、チャイコフスキーの1番をクライバーン・コンクールの2005年の覇者コブリンさんのピアノ、PAC初登場のザンデルリンクさんの指揮で聴く。PACの元気のいい演奏と、コブリンさんの正確な演奏が、うまく融合した名演奏だったと思う。
後半はショスタコーヴィチの最後の交響曲だ。弦や管の配置は、ヴァイオリンがやや厚めかと思う程度だが、打楽器が半端じゃないぐらい並んでる。開始時から、時報のような音の打楽器で始まるので、どんな楽器を使ってるのかを双眼鏡で眺めるのもライブの楽しみだ。
しばらくしてロッシーニのウィリアム・テル序曲の有名なフレーズが登場する。パクリではなく、オマージュというらしい。σ(^◇^;)この曲には、いろんなオマージュがちりばめられてるそうだ。ソビエト連邦の厳しい監視の中で作曲活動を強いられたショスタコーヴィチは、いろんな方法でソビエト国外にメッセージを発信していたのだろう。