2012年9月16日日曜日

PAC定期54



2012年9月16日(日)兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
兵庫芸術文化センター管弦楽団第54回定期演奏会
指揮・芸術監督/佐渡裕
ピアノ/ペーテル・ヤブロンスキー
管弦楽/兵庫芸術文化センター管弦楽団

プログラム
~ドヴォルザーク&ガーシュイン~
ガーシュイン/キューバ序曲
ガーシュイン/ピアノ協奏曲ヘ長調
ピアニスト独奏アンコール
ドビュッシー/前奏曲集より『花火』
~~~ 休憩 ~~~
ドヴォルザーク/交響曲第9番ホ短調op.95「新世界より」
アンコール
ブラームス/ハンガリー舞曲第1番

今月の公演から新メンバーでスタートだ。このオケは、才能豊かな若い演奏家に、演奏の場を与えレベルアップして世界に送り出すという、あまり例の無いタイプのオケだが、回を重ねるごとに成長が感じられる楽しみなオケでもある。西宮での佐渡さんの人気は凄まじく、ほぼ満席。チケットも早々に完売状態だった。
プレトークに佐渡さん登場。予想外の展開に、会場の熱気は増してゆく。新メンバーでのスタートにあたって、ゲストプレーヤーの充実ぶりが強烈だ。フィラデルフィアやウィーンの首席奏者がゲストプレーヤーに並んでいる。そら、こんな手本になるプレーヤーがそばにいれば、上達も速いやろ。
今回の演目は、新大陸つながりで、ドヴォルザークとガーシュインだ。クラシックのオケが、超巨大ビッグバンドになったかのようなキューバ序曲で快調な滑り出し。続いて、マエストロとは旧知の関係というガーシュインでは定評のあるピアニスト登場。評判どおりの素晴らしいガーシュインを披露してくれた。
後半は、「新世界より」だ。飛び上がったり、しゃがみ込んだりと、まるでバーンスタインがのりうつったかのような熱い指揮は、いつもの佐渡さんスタイルだ。要所要所にゲストプレーヤーが配置されてて、締まった演奏が繰り広げられていく。ティンパニや金管が安定していると、聴いてる方も安心して聴ける。
次回は、ダン・タイソン登場ということで、楽しみなシーズンの始まりだ。

と、名曲を堪能してる間に、ドラは山内の10勝達成で、CS進出を確定したようだ。CS進出なんて、当たり前と大部分のドラファンは思ってるだろうけど、とりあえず通過点を通過したって感じかな。月曜からはナゴドでのジャイアンツ戦だ。とりあえず、全部勝てば目の前での胴上げは見なくて済むか。