2011年8月8日月曜日

Meet the Classic vol.23


2011年8月7日(日) いずみホール
指揮・お話/藤岡幸夫
バンドネオン/三浦一馬
管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団

プレトーク
マエストロ藤岡の曲目説明と、バンドネオン奏者三浦一馬さんの楽器説明。
関西フィルの日本人指揮者は、揃ってトーク好きのようだ。バンドネオンという楽器、アコーデオンと似てるけど鍵盤が無くてボタンがついてるし、メーカーによって出る音階が異なってるという凄まじい楽器だ。どうやって習得したんだろう(?_?)
ミート・ザ・クラシックということで、普段、クラシック・コンサートに来ない人でも楽しめるような構成となっている。クラシックの裾野を拡げるために、各楽団、いろんなことをやってますなぁ。その努力の成果か、満席だ。ザ・シンフォニーホールほどは大きくないけど、本格的な設備のいずみホールは、このようなファミリー感あふれるコンサートには最適な大きさの入れ物かもしれない。

演目
アンダーソン/舞踏会の美女
ピアソラ/バンドネオン協奏曲
アンコール
バンドネオン独奏 ピアソラ/アディオス・ノニーノ
~~~ 休憩 ~~~
ベートーヴェン/交響曲第7番イ長調 作品92
アンコール
アイルランド民謡 ダニーボーイ(ロンドンデリーの歌)

要所要所で藤岡さんの絶妙な説明が入って、楽しめるコンサートでした。後半は、のだめで超メジャーとなったベト7です。ベートーヴェンのイメージが、晩年の気難しい顔をして散歩してる姿になりがちなのを、若いころの恋多き色男の逸話を披露してからの、ベト7の演奏ですから、より楽しさが伝わったんじゃないかな。

デュメイを音楽監督に迎えて、期待が高まる関フィルですが、裾野をひろげる地道な活動もしっかりやってるということで、今後の関フィルは要注意だな。