2009年4月5日日曜日

聖響×OEK/ベートーヴェン・チクルス第一回

2009年4月5日ザ・シンフォニーホール
金聖響指揮 アンサンブル金沢
演目: エグモント序曲,交響曲 第一番 休憩を挟んで 交響曲 第五番「運命」

考えてみると、聖響さん指揮の演奏を一番多く聴いてきた。センチュリーとのモーツアルトシリーズや、同じくセンチュリーとの音楽至上主義のシリーズ、真夏の高石のアプラホールでのシンフォニカーとの幻想や、新春恒例の21世紀の新世界等々…
アプラホールでのコンサート後に開催された懇親会に、抽選で当たって参加したときに聖響さん自身が述べてたことなんだけど、幻想とかベト七とか新世界とか合唱付きとかを聴き終わった後で、何か小品を聴きたいか?自分なら、その大曲の余韻をぶち壊すようなアンコールなんて聴きたくない、といった内容でした。

ということで、本日も何度も拍手で舞台に呼び戻される展開でしたが、アンコール曲は無しでした。この辺りはコバケンさんとの対極にあるような、アンコール曲に対する考え方ですね。

今日は、大阪の聴衆として恥ずかしい思いをしました。第一番の第一楽章終了時に、携帯の呼び出し音が……聖響さんも、音のする方に指揮棒を向けて、音を止めるようアピール。会場は、一瞬失笑に包まれる……
席の下に押し込めない荷物を持っててもクロークに預けない、演奏中にパンフをめくる音を派手に出す、極めつけは、携帯のベルとまた大阪の聴衆はレベルが低いといわれてまうやないか。

アンサンブル金沢は、一昨年の9月の大阪公演でファンになって、昨年のクレーメルとの公演も楽しませてもらいました。井上さんが指揮の時は、指揮台を使わないスタイルですが、聖響さんは指揮台を使ういつものスタイルでした。初回の順調な滑り出しで、次からの公演も楽しめそうです。

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